始頁 > よくある質問
注意 ここに記載しているものの中には、地域及び神職によって考えが異なるものもございます。あくまでも御器所八幡宮における回答だとご理解下さい。あ行
氏神氏子とは
氏神さまに対して氏子といいます。元々はうじ(氏)の神さま、いわゆるその家系固有の神さま(多くは始祖)をさして氏神さま、その家系に連なる者を氏子と言っていました。時代が変遷してゆく中で、地縁的なものである産土(生まれた土地)神さまを氏神とする考え方が拡がってゆきました。更に、今日では住んでいる所の神さまを氏神さまとする事が一般的になっています。
現在の御器所八幡宮氏子区域は、小学校学区で鶴舞、吹上、白金、村雲、御器所学区(一部、池端町の町内社が宗教法人化し離脱)になっています。過去には、前津村、石仏村、藤成村などが氏子区域にあったった時代もありましたが、時代と共に様々な理由で変化してゆきました。
お参りの作法
手水を行い、賽銭を投げ、(お鈴がある場合は、賽銭の前に鳴らします。手水よりここまでが祓えの儀式です。)心中で先ず日々の感謝、(心願のある方は、次に祈念し、)再拝(2礼)、2拍手、1拝(1礼)をします。
お守りの授与
お守りは、原則として神社に参拝及び祈願した際に、受けて戴くものと考えております。
か行
神棚のまつり方
位置は、お参りする際に目より高い位置、南か東に向く北側か西側の位置。場所は家族が集まる場所《リビング》が最も良い場所です。上階から踏みつけない方が良いとも言いますが、現代の住居事情ではかなり困難といえますので、気になるようでしたら、神棚の上に《雲》等と書いた紙を貼り付けるのも一つの方法だと思われます。お供え物については、毎日が一番良いと思われますが、常時不可能であれば、月に1度、ご家族の記念の日や1日(ついたち)や15日、お祀りする神さまに所縁の日にのみ行うといった事も良いかと考えます。お供えは、お参りする際に献じ、済んだらそのままにしておかず、直にさげます。そして、その日の食事に加えていただくことが良いです。常饌(じょうせん)と呼ばれる常に供えるべきものは、米、塩、お水です。その他、お酒、正月に餅飾り、又、他家からの戴き物をお供えすることも良いと思います。
数え年
古い時代、日本には0の数概念がありませんでした。更には、年というものは、お正月でとると考えられていた為、例えば12月のお生まれの方は、一月後には2歳となりました。いわゆる、生まれた年を1としてお正月を数えた年です。
結婚式について
当社では、あくまでも信仰の儀式として行っております。
こちらで、写真館や美容師等の業者手配や指定は行いません。また、着付け(美容師)、写真や衣装等は、ご自身で手配用意していただくこととなります。
ご用意いただいた物及び業者によって費用(マージン)を取る事はありません。
当日、着付け及び休憩、親族紹介等での社務所利用は構いません(費用は戴きません)が、披露宴は原則他所で行っていただきます。
斎場の収容人数はおおよそ30名程、式初穂料は、35,000円以上志しです。
尚、雅楽師の手配がご希望であれば別途必要になります。(費用や日程については、楽師の都合によります。手配は、当方でいたします。)
ケガレとは
決して汚いという意味あいではなく、生命の危機的状況を指します。生命力の枯れた状態、深い悲しみや苦しみの中で気力の弱まった状態を指します。
御朱印について
参拝の証に御朱印を求められる方も多いと存じます。当社でも御朱印を授与いたします。初穂料はお志です。
御神徳(ごしんとく)について
御神徳とは、神さまの得意とするお力と言われます。ただし、効能の様なものと捉えるのは軽率です。
八幡の大神様の場合は、お母さま(息長足姫命さま)のお腹の中におみえになった頃より力を発揮し、お母さまの戦(いくさ)を勝利に導いたことから勝利の神さまとも言われます。しかし、他方では、無事お生まれになったことから安産の信仰があったり、厄難を退ける神さまとして強い信仰がある地域もあります。
また、八幡大神さまに限らず、氏神さまといえば、氏子の方々全ての御祈願に御利益(ごりやく)があるというのは当前の話であります。
よって、御神徳とは人が(我含)勝手に神さまのお力の範囲を決めてしまったものだといえ、果たして神さまが、この事をどう思っておいでなのか疑問が残ります。
さ行
参拝作法について
お参りの項をご覧下さい。
塩について
古来より日本では、(神道では)ケガレは、最終的に海に流れ着き、消失すると考えています。塩、特に天然の塩は、その海の結晶物としてツミやケガレ(ケガレとは参照)といった生命の危機を消失してしまう力があると信じてきました。
その為、弔問の後に塩を使うのは、決して故人や他者に対して行うのではなく、自分自身が深い悲しみなどから脱却し、日常生活に立ち返るために行う行為です。
社務所の利用について
当社では、神社は、あくまでも祭事を執り行う場所と考えております。その為、社務所などの場所貸しは致しておりません。
葬祭について
当社では、原則として氏子及び当社崇敬者の方以外の葬祭を承っておりません。
葬祭作法について
弔問に伺った際、玉串拝礼をする場合は、お参り作法に準じます。但し、拍手は《忍び手》といい、微音(決して音を立てないのではありません)にて行います。
た行
玉串拝礼の仕方
神主より受け取られた状態は左に葉先右に根元側です。右手は根元を握り、左手は玉串の中程を下から摘みます。ご神前の案(机)前に進んで、軽く御一礼、玉串を時計回りに回し、根元を神様に向け供えます。そして再拝(2礼)、2拍手、1拝(1礼)をします。神様の前を下がる前に軽く一礼し席に座ります。
手水の仕方
神社の境内に入ると、直ちにあるのが手水舎です。神さまに参拝する前に、自身についているかもしれないケガレを落とす処です。先ず、右手で取った柄杓にて水をすくい、左手を漱ぎ、次に右手、更には左手に汲み取った水にて口を漱ぎます。口につけた左手を最後にもう一度漱いだら次の方が取りやすいように柄杓を戻します。
な行
人形(にんぎょう)供養(焼納)について
当社では、人形供養(焼納)はしておりません。
は行
祓いとは
神社に入ると色々な祓いを体験します。
一番初めで最も解りやすいのは、《水》による祓い、手水です。手水舎で手を漱ぐことで清めるのは、体の外側を清めること、そして、口を漱ぐのは、実は体の中を清めることです。(珍しいものでは、水の代わりに草で手を拭う草手水というものもあると聞きます。)また、川や池などを越える(直接入ることも含む)ことも清めの一種だといわれます。
次に向拝(神殿の前の庇部分)に良く《お鈴》が吊り下げてありますが、こちらはその音による祓いです。音による祓いは、その他に、《竹を折る音》、《弓の弦を鳴らす音》等があります。
次に、《お賽銭》を投げますが、昔は《散米(さんまい)》と言ってお米を撒きました。米の霊力(生命力)により邪気を祓う儀式だったのですが、いつしかお金(初穂料(初穂代))を撒くことでその代用になりました。(よって元々お賽銭は、祈願の代金ではありません。)節分の際に《豆》を撒くこともこれに通じます。
ご祈祷などで、拝殿に昇る際に《切り火(火打石)》を行うお社もあります。これは、火の神秘性による祓いです。次に御祈祷の際に《大麻(おおぬさ)或いは祓え串》での祓いを行います。こちらの解釈は、我々の世界でも様々な意見がございますが、私個人は、神さまのお力を大麻(おおぬさ)に宿らせそのお力を降り注ぐことによって祓うと考えています。
お祭などで神主が《塩や塩湯》といったものでお祓いをしているのを見たことがあるでしょうか。これは、古来日本では、海は最終的に往きつく場所根の国底の国があるところで、その地にて全てのものが無に帰ると考えていたと思われます。そこで海の結晶物である塩の力によって祓う行為です。こういった様々な祓いを重ね、お祭を行っています。いずれにしても祓えとは、日々の生活の中でその身についていくツミ・ケガレを取り除き、生来の自分を取り戻す儀式です。
日柄について
神様にとって良い日悪い日はございません。但し、悪いと聞いた日に行うことによって、ご自身が後から後悔するのならばそれは良い事とは言えません。気にされる必要はありませんが、気になるのならば避けられるのも一つの方法だと思います。あくまでも幸福になるための指標であるはずですので、あまり囚われ過ぎないことだと思います。
ま行
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や行
厄祓いはいつ行うか
厄(難)祓いをいつ行うかは、地域によって諸説あります。その時期ですが、2月の節分に行うことが一般的です。2月の節分は、立春の前日で、米作りによって社会が成り立っていた昔は1年の始まりの前日、いわゆる大晦日と同様でありました。そこで、新しい年の安全を祈念して、その始まる前に厄落とし厄祓いを行ったのです。
よく、早生まれ(誕生日が1月から3月末の方)は、いつ行うのかお尋ねがありますが、元々、数え年はお正月を数えるわけですから、同級生でも12月までに生まれた方とは1年後にずれて行うのが本来の形です。その年を迎えられましたら、早いうちに行うとよいでしょう。
ら行
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わ行
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